食べる姿勢って大事です!

こんにちは、静岡市駿河区の小澤歯科クリニックです。

今回は食事の姿勢についてお話していこうと思います。

実は高齢者でもお子さんでも成人でも食べる姿勢というのは大きくお口の中や体の調子と関係しています。

例えば、肘をついて食べるという癖があります。

この癖をそのままにしてご飯を食べ続けた場合歯並びや顎がゆがんでしまうといったことがあります。

お子さんの場合ですと最近言われていることの一つに授乳姿勢や食事姿勢が歯並びに大きな影響を与えるという話があります。

おっぱいを飲むときミルクを飲むときに同じ方向から飲み続けることによって口の中や体のゆがみが生じ、歯並びや姿勢に大きな影響を与えるようです。

また、足置きがない椅子で足を宙ぶらりんで食べているお子さんも歯並びや顎の成長を妨げやすいといわれています。

実は人間の体はご飯やお水をごっくんと飲み込む際に結構な力を必要とします。

足を踏ん張ることによってごっくんとご飯を食べることができています。

体の力がしっかりとしている大人は踏ん張らなくてもご飯を飲み込めます。

しかし、体の力がまだ弱いお子さんや弱ってきている高齢者は足の踏ん張りがきかないと上手に食べたり飲んだりできません。

その結果、お子さんが食事をちゃんと食べてくれない、高齢者の方が食事の途中で疲れてしまう、むせてしまうなどといったことにつながっていきます。

またそれがお子さんの場合ですと顎の成長を停滞させ歯並びの悪化、高齢者の場合ですとフレイルやむせ、誤嚥性肺炎へとつながっていきます。

お子さんが食事の時に使う椅子は床に足がしっかり着く高さのものか、このような足置きがついている椅子を使うのがお勧めです。

お子さんの歯並びと姿勢の関係や、高齢者のフレイルや誤嚥性肺炎、食事量低下も近年歯科のほうで注目され始めている分野です。

小澤歯科クリニックでは食事という視点からこの問題にかかわっていきたいと考えております。

歯並びが気になるお子さんもフッ素を塗るついでにお掃除するついでに食べ方や癖の相談にぜひ来てください。

最近食べる量が減ってしまった、食べるのがしんどそう、食べ物をもっと食べれるようにしてあげたい、絶食だけど楽しみ程度に何か食べさせられないだろうか、そんな相談もぜひお待ちしております。

訪問診療でも外来診療でも対応させていただきますのでお声がけしてください。